こんにちはseraです。
住宅ローンの金利で「変動金利」と「固定金利」があります。
多くの方は、「変動金利」を選んでいます。
それぞれについて簡単に説明します。
「変動金利」とは

変動金利とは、金利が一定ではなく、変わることです。
少しわかりにくいですよね。
住宅ローンの毎月の支払いの中には、「元金」と「金利」の合計金額を払っています。
「元金」とは、借りたお金のこと。
「金利」とは、借りたお金に対して支払う利子のこと。
(例)住宅ローン返済額が毎月:100,000円
95,000円(元金返済)+5,000円(金利)
5,000円が金利として支払ってる金額です。
この金額が、一定ではなく変わる金利の種類が「変動金利」です。
金利=利子ですね。
お金を借りることに対して、対価として金利を払っているわけです。
「固定金利」とは

固定金利とは、金利が一定で固定されています。
20年・30年・35年とローンの年数に対して金利が固定されています。
※再度同じことを書きます。
毎月の支払いの中には、「元金」と「金利」の合計金額を払っています。
「元金」とは、借りたお金のこと。
「金利」とは、借りたお金に対して支払う利子のこと。
(例)住宅ローン返済額が毎月:100,000円
95,000円(元金返済)+5,000円(金利)
5,000円が金利として支払ってる金額です。
この金額が、一定ではなく変わることがない金利の種類が「固定金利」です。
ローンの年数に対して、返済額が最後まで固定されます。

上図の緑の部分が住宅ローンの支払いです。
固定金利の場合は、住宅ローンの費用が一定の支払いになります。
固定金利は「全期間固定金利型」と「固定金利期間選択型」がある

全期間固定金利型とは
借入期間の全期間金利が変わらず固定されているタイプ
住宅金融支援機構のフラット35が、全期間固定金利型の商品です。
メリット
- お金を借りた時の金利が、景気などに左右されて上昇しても返済額が変わらない
- 借入期間中の支払いが最初から最後まで一定なので、生活費の計算がしやすい特徴
デメリット
- お金を借りた時の金利が、低下しても(低くなる)支払い額は変わらない
- 変動金利に変えたくても、変えることができない
固定金利期間選択型
固定金利の借入期間(2年・3年・5年・10年・15年・20年)を決めれる。
一定期間に固定金利が適用されるタイプのこと。
メリット
- 固定期間を選択してる間は、支払額が一定のため生活費の計算がしやすい
- お金を借りた時の金利が、低下しても固定金利の期間終了後に金利を選択(変動・固定)できる。
デメリット
- お金を借りた時に固定金利期間の終了後に返済額が確定しないため、返済計画がたてにくい。
- 固定金利の選択期間中は、変動金利に変更できない
何故「変動金利」を選ぶ人が多いのか

変動金利が選ばれてる1番の理由は、金利が安いからです。
金利が低い方が,
多くの元金を返すことができます。
変動金利は、金利が変わります。半年に1度金利の見直しがあります。
金利の見直しにはルールがあります。
- 5年間は、支払い金額が変わらない「5年ルール」があります。
- 5年後は、金利がどれだけ上がっても、返済額の1.25倍までしか上がらない。「125%ルール」があります。
(例)毎月の支払いが100,000円の場合
5年後の上限額(金利が上がった場合):125,000円です。
固定金利を選んでいる場合、固定金利を選択してる期間終了後まで金利プランを変更できません。
変動金利が選ばれる特徴の1つに、金利上昇しそうな時に固定金利に変更することができるからという理由もあります。
低金利がいいなら「変動金利」・リスクを少なくしたいなら「固定金利」
金利が低いと、毎月の支払いが当然低くなります。
月々の支払額が安いので、金利の上昇した場合に備えて貯蓄をしておく必要があります。
金利変動による支払額の増加リスクがデメリットになるので。
変動金利に向いてる人は、低金利による返済額を抑えて、金利が上昇した時に対応できる人が向いてると思います。
固定金利に向いてる人は、返済額が一定による安心感を求めてる人、金利上昇した時のリスクを少なくしたい人は、向いてると思います。
まとめ

誰もが毎月支払うお金(住宅ローン)を減らしたいと考えます。
変動金利は、低金利で毎月の支払いを低く抑えることができる。
固定金利は、借入期間の支払いが一定だが変動金利より高い。
10年間以上、変動金利も大きな変動はしていません。
全期間固定金利は、少しづつ低金利になったと思います。
変動金利と固定金利の差が、比較的大きくないのどちらも選びやすい。
僕は、今の金利なら毎月の支払い額が安定する固定金利を選ぶと思います。
変動金利・固定金利のそれぞれの特徴を理解して選択してください。
住宅ローンの金利選びの時、参考になれば嬉しく思います。